どうする? サスティナブルな洗濯
【client】(公社)日本環境教育フォーラム(JEEF)
【project】機関紙『地球のこども』2019年9,10月号 16頁
(公社)日本環境教育フォーラムの機関紙9,10月号では、特集で『どうする?サスティナブルな洗濯』を取り上げました。
スポーツの秋。運動で汗をかいたり、新しいウェアを購入したり… と洗濯の機会が増える時期。その「洗濯」は、大量の水・エネルギー・原材料を必要とし、また、大量の排水や廃棄物を出すなどの課題もあります。
近年、化学繊維でできている衣類の洗濯によって、マイクロプラスチックが発生していることが報道されるなど、社会的な関心を集めています。では、環境的にも衛生的にも、私たちが気持ちよく暮らすためにできることは何でしょう?
という企画。
ちょうど1年前の2018年9月号では「海洋プラスチック問題」を取り上げ反響がありましたが、今回は、目に見えるプラスチックだけでなく衣類から発生する「マイクロプラスチック」の問題にまで言及しています。
さらに、海を汚染しているのはプラスチックばかりではなく「生分解されない洗剤」だということも注目点です。今回、本気で製品開発に取り組んでいる企業が確かにある!ということを知り、心強く思いました。
特集web記事「どうする? サスティナブルな洗濯」
- 快適な洗濯をずっと続けていくために 井上 紀子(未来洗浄研究会)
持続可能な洗濯についてと、私たちにできることを解説してくださっています。 - オーガニックコットンブランド『プリスティン』の考える 持続可能なお洗濯 奥森 秀子(株式会社アバンティ)
フリースってペットボトルのリサイクルとしてエコだ!と思っていたら、大間違いでした。洗濯すれば大量のマイクロプラスチックが発生しますもんね。そして、本物のフリースって羊毛なんですね。。。。私、知りませんでしたお恥ずかしい。 - 洗剤を売らない努力をする洗剤屋『がんこ本舗』の取り組み〜海を守るすすぎ0の洗濯用洗剤〜 木村 正宏(がんこ本舗)
一般的な石油系合成洗剤の生分解性はとても低く、家庭から海に流れ100年経っても生分解しない、とよく聞きます。洗濯排水から海を守るには、生分解する洗剤を選ぶことと、すすぎの量を減らすことがポイントのようです。それにしても、「すすぎ0回」の洗剤を開発し製品として成立できたことにとても敬意を感じます。素晴らしい企業です。外部リンク:すすぎ0でも使える 『海へ…Step』
コンテンツは10月4日により順次機関紙『地球のこども』で公開していきます。
近頃ではファッション誌でも、「サスティナブル」がキーワードとなりマイクロプラスチックの話題が取り上げられるようになりました。環境団体だけでなくいろんなメディアが発信し、一人ひとりの消費行動がサスティナブルな選択につながるようになるといな。と、嬉しく思いました。(参考:『FRAU』 SDGs Mook OCEAN 「海に願いを」 2019年10月発行)
こちらの機関誌『地球のこども』はNGO(公社)日本環境教育フォーラム(JEEF)の公益事業である機関誌です。購読してみたいという方は是非、ご入会下さると嬉しいです。
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