制作事例

第3回墨刻展を開催しました。@日限阻師 本覚寺

3月29日(金)〜4月7日(日) 日限祖師(本覚寺台東区松が谷)にて第3回墨刻展(グループ展)を開催しました。

桜が満開の中、たくさんの方にお越しいただきました。ありがとうございました。
特に今回のライブ創作パフィーマンスでは、私、高松清聿がトップバッターをつとめました。
緊張の中「虹」という甲骨文字を大きく動きのある形で描き、全体の構成の中ではポイントとなるようにしてます。

会員が20名と増え、2班に分かれてのパフォーマンスを行いました。
私のいる1班のテーマは「自然に関する文字」

数人で一つの作品を創る合作は、全体の調和を考え、それぞれの文字を描く場所・大きさ・構成はあらかじめ決まっている状態で臨みます。
しかし、リハーサル通り全く同じものが描けるということはありません。
それぞれが、その時現れている線に対し、自分はどう描くべきかを瞬時に判断し、調和のとれる表現を判断します。

1班のライブの様子

納得のいくパフォーマンスはできませんでしたが、普段の稽古ではできない体験をすることで、全く違った学びがありました。

会場にはぎゅうぎゅうに人が集まりました。

2回にも人が溢れていました。

真っ白の大きな紙には、一番目の文字はその後の人の目印となります。

写真提供:Rokka Ando

「虹」は雄雌の龍の頭を両端にもつアーチ状の霊獣の象形です。

墨刻主宰 原賢のパフォーマンス

「虹を渡りて往く」と書いています。

展示の様子 前期

前期は高松の作品は小作品「岳」を展示しました。

「岳」古代文字解説:山岳の形。上部は、牧羊族である羌族の「羌」の上部と同じ羊頭の形。
もとは羌族の聖地である山の名称で、祖神として信仰された。

展示の様子 後期

前期とは雰囲気がガラリと変わりました。

後期は6尺の大作で「傳(伝)」を出品しました。

「傳(伝)」古代文字解説:大きな專(ふくろ)を背に負う形。罪とされた者に祓具を負わせ領域外に追放する追放儀礼の意。專は袋の中のものを外から絞める形象。

コメント:古代中国に「伝(傳)棄」という言葉がある。罪を負った者はふくろを背負い、秩序の外の世界へ追いやられ祓われた。日本の神話でも、追放された神(大黒様等)はふくろを担いでいる。そしてこの神たちは後には英雄とも呼ばれた。それらが示す様に、ある一定の枠組みでモノを見る時、私たちは善悪(罪)の判断をしてしまう。そんな自分だけの正しさを手放せないエゴは、怒り・恐れなどの苦悩の起因となる。絶対的な善悪など無いことを忘れず、高い視点で在りたいものである。

 

後期展示の小作品も面白いものが揃いました。

写真提供:子鬼Photp ご来場の皆様ありがとうございました。

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